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CPK 工程能力指数とは? 簡単に分かりやすく解説

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CPK 工程能力指数とは? 簡単に分かりやすく解説

CPK 工程能力指数とは? 簡単に分かりやすく解説


<CPK 工程能力指数とは? 簡単に分かりやすく解説>

CPK 工程能力指数とは、生産ライン(工程)が、どれくらい正確な製品を作ることができるか? というのを指数(数値)で表したものです。


例えば、洗濯指数というものがありますが、これはその日の気温・湿度・風速・日射量などを基に計算して、コットン製などのある材質のシャツがどの程度乾くのか(よく乾くとか、あまり乾かないなど)を0~100の数値であらわしたものです。
数値の単位は基本的にありませんが、概ねパーセントというイメージなりそうです。
(数値を発表しているテレビ局など会社によって多少の定義の違いはありますが)

他には、東証株価指数(TOPIX)のように、為替相場の変動を時系列で確認するようなものもあります。

あとは指数ではありませんが、野球の防御率なんかも、そのピッチャーの能力を知る一つの指標ですね。

ということで、CPK 工程能力指数とは、数値でその生産ラインの能力を知る手段と言えます。


そして CPK 統計学に基づいた計算方法ですので、どんなラインで、どんな製品を作っても、同じ数値になります。

詳しくは後ほど説明しますが、算出される数値は以下のとおりです。


・工程能力が高い!と言われる場合 CPK 1.33 以上
・まぁまぁ普通の工程能力の場合 CPK 1.0 以上
・工程能力が低いと言われる場合 CPK 1.0 未満


上記の数値が示す、予測不良率は以下のとおりです。


・CPK 1.33 以上 不良率約 0.006 %以下
・CPK 1.0 以上 不良率約 0.27 %以下
・CPK 1.0 未満 不良率約 0.27 %を超える

不良率が0.006%ということは、10万個作って不良が6個
不良率が0.27%ということは、1,000個作って不良が約3個

ということになります。

このCPKの数値の算出には、個々の測定データとその平均値、標準偏差と、製品規格(基準)の上限値と下限値が必要になります。

 

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